管理された塗装工事
外壁の塗り替えと言われる工事
戸建住宅は町のペンキ屋さんに頼んだり、知り合いの建築屋さんに頼んだり
塗ったばかりはとてもキレイで、だれが塗っても基本大差なく仕上がります
だったらペンキ屋さんに頼んで安くやってもらった方が良いですよね
私たちが施工する外壁塗装は安くありません
それにはたくさんの理由があります
高圧洗浄 圧力管理
私たちが施工する場合
下地の強度が保たれるなら、なるべく強い圧力で洗浄し、古く剥がれかけた塗膜を剥がすようにしています。
※工事名、日付はマスキングしてます
メーターで15㎫
これは小さな高圧洗浄機では出せない圧です
RC(鉄筋コンクリート)の建物は300㎫まで使います
しっかり汚れや古い塗膜を洗浄すること事は建物の耐久性に絶大な効果を与えます
もちろん、建物にダメージ(クラックや剥離)がある場合、強い圧はかけません
塗装工事 施工管理
破損部分を補修を行い養生後、塗装工程に移ります
塗装工程は3工程
下地プライマー → 中塗り → 上塗り の3工程
下地プライマー
※ヘルメットのかぶり方×です のぞき込んでの作業だったとのことですが・・・
下地プライマー処理は上塗り塗料が付きやすくするための工程
見て頂くと解るようにローラーで入りにくい隙間や入り隅は、念入りに刷毛で塗り込んでいきます
ちなみに弊社ではエアコンカバーを付けたまま作業はしません
外せる物はすべて外して塗り込んでいきます
中塗り上塗り
この工程も下塗り同様、隙間を塗り込んでからローラーで施工します
しっかりと塗り込んでいないと、塗膜剥離の原因になります
材料管理
この作業は重要な工程
材料が適切に使われているか管理します
納品検査
※現場名等はマスキングしています
決められた材料が適正量 同ロットで納品されていることを確認します
保管方法も定め適正保管します
使用料の管理
材料が入っていた缶を潰し、残っている物は残量を確認します
規定使用量を確認するためで、この作業によって現場に納品された材料が適正に使用されたことを証明します
水で薄めたり、二回塗りを一回塗りで省略したり、よその現場から持ち込んだ古い材料を使用したりする事を防止します
少量工事で材料を使い回す場合は管理者と協議します
検査点検
高圧洗浄後、有資格者による検査を行うと、不良箇所を見つけることがあります
これはバルコニー笠木の防水処理が新築時適正に行われなかったことによる、木下地の腐食です
なぜ発見出来たのかと言うと・・・
着工前に確認出来た軒裏のシミです
おそらくペンキ屋さんでは解らずに、そのまま塗料を塗り込んでしまいキレイにしてしまうでしょう
それも仕方ないことで、塗装職人は塗装のプロであって、建築のプロではありません
塗装職人にそこまでの責任を負わす事はできません
このままにしておけば腐食は進み、建物に大きなダメージを与えます
このような状態を見抜き、適正に処理をしなければいけません
施工管理がしっかりできていたからこそ発見処理ができるのです
施工品質は建物の耐久性に直結します
塗装工事だからと言って適当ではダメなんです
施工管理の大切さもう一度考えてみてください