ゲリラな塗装屋 ダメにダメを上塗りしてもダメなんです!
無責任な施工
外壁塗装をご依頼いただいたお客様宅の屋根現状です
3年前にゲリラ塗装業者で屋根塗装した屋根材の重ね合わせ部分です
何が悪いかわかりますか?
縁切りが施工されてません!
塗料でふさいでしまった屋根材重ね合わせ部分をカットもしくはスペーサの挿入により水や湿気が抜けるようにする作業を「縁切り」と言います
「縁切り」を行わないと、中に入った水が抜けず雨漏りの原因となります
この縁切りの作業、必ず施工しなければならない作業です
赤丸部分
縁切りもそうですが、それとは別に、汚れを除去せずにそのまま施工してしまっているようで、古い苔ごと塗装してしまい塗膜が剥離しています
10年以上放置するとこのような状態になることはありますが、3年は早いです
私たちの施工では高圧洗浄で汚れや古い塗膜を可能な限り除去してから塗装をします
ずさんな施工で液だれもそのまま
当然縁切りも行われていないので、屋根材の重ね合わせ部分にたまった苔の上から塗装を行った最悪な状況
30年前ぐらいにはこのようなずさんな施工をする業者結構いましたが、最近では珍しいです
私が知らないでだけですかね~
軒先側の塗装剥がれもひどいもんです
3年前ですよ施工したのは
赤丸の部分
なんとなく跡が残っているのわかります?
これアンテナ線が切れて屋根の上に残っていて、その上から塗装して跡になってしまった状態
アンテナ線すらよけることなく、ただ塗装をしてしまったようです
外壁の塗装で、エアコンカバーも外してから塗るようにしている私たちからすると、ホント信じられません
ゲリラ塗装業者と話をしてみた
このお客様からの依頼で、当時施工したゲリラ塗装業者のメンテナンス本部長を名乗る人物と話をしてみることに
縁切りされていない事、高圧洗浄が不十分だった事を伝えると、こちらの話を遮り一方的に弁解をはじめた
まとめるとこんな感じ
①足場を掛けない施工だったため洗浄が不十分だった
②以前に施工されていた塗装が縁切りされていなかったからそのまま塗った
③これらはすべてお客様へ話をして了解済みである
④同意を得ているので責任はないが、縁切りとタッチアップはさせてもらう
そもそもの話ですが…
下記私の意見を伝えてみた
①足場の有無に限らず、施工不良はダメなのでは?
②以前のダメがあるなら改善してから施工するのでは?
③完全な素人のお客様に口頭で同意を得ても理解できないのでは?雨漏りのリスクがある事を伝えて、お客様は本当にそれを了承したのか?
④屋根材や下地の腐食がある状態で、縁切りとタッチアップのみ行うだけで問題は解決するのか?本当に責任はないのか?
ゲリラ塗装業者の回答
・あとはお客様と話をします
結局お客様と直接話をしたようで、弊社の足場が外れた後にゲリラ塗装業者が縁切りとタッチアップを行うことになりました
足場を外した後というのもポイントで、手直し完了後お客様の目で確認ができないんです
足場を利用しても良いですよと言ったんですけどね
ここまで係わったので、お客様にとって良い方向で終わらせたかったのです
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